「真夜中の女」 訳者: 上田公子  モーガン・バトラー、元海兵隊員。 　髪に白いものがまじりはじめたが、戦場で鍛えた180センチ、80キロの肉体に鈍りはない。 　本職は農業だが、時には2年間の探偵経験をいかして、報酬目当ての少々荒っぽい“内職”もやる。 　そのモーガンが親友クウォーツの代役として、ジョーダン・シティの臨時警官に着任早々、市内の大学寮で女子学生が殺された。 　それ以前に、被害者がカウンセリング用に吹きこんだテープが学内から紛失し、警察が捜査中だった。 　テープに収められた秘密とは何か？ 　殺される直前、彼女が3ヶ所を折りこんだ「カラマゾフの兄弟」に犯人を割りだす鍵がひそんでいるのか？ 　ハードボイルド・タッチで描く傑作長編推理。 原題は「真夜中の女と哀しみの男」象徴的かな。 　角川文庫が選ぶ世界推理小説傑作選にも選定❣️ Ｙの悲劇、アクロイド殺人事件、怪盗ルパン、黄色い犬、赤毛のレッドメン家、樽、黄色い部屋の秘密、赤い館の秘密、義眼殺人事件、矢の家、伯母殺人事件、殺意、砂の家、黒いアリス、悪徳の街、の一角を占めます♪ 　初版本といえども経年劣化による焼け以外にはほぼ良好かと。