＜琴一竹ペン セット＞ この作品は自分で描きたい線を追及した結果出来上がったペンです。 素材探しから、製作するための治具作りなど全てオリジナルです。 元々絵を描くことが好きで、ベンシャーンのような線を描きたくて作り出したのです。 太い線、細い線など自由自在に変化するタッチは、竹の持つしなやかさを利用して作れるのではないかと考え、さらにこのペン先を二重構造にして、その隙間にインクが溜まるように作りましたので、比較的長く書き続けることが可能です。（筆圧にもよります） また、インクでも墨汁でも使用可能ですので、書から、絵まで対応します。 手書きが見直されている今、この竹ペンで味のある文字、絵で表現してみて下さい。 使用前はペン先を水に軽くつけてから使用して下さい。また使い終わりましたら、色が出なくなるまで水洗いして乾いた布で拭いて下さい。 ペン軸については、神代杉を利用しています。神代杉とはいわゆる埋もれ木のことで、普通1000年以上埋もれていた木のことを神代木と言います。 その神代木の中の杉の木ですので、神代杉と呼びます。 この神代杉のペン軸にインクが付いても染み込まないよう、漆の一種であるカシューを塗って仕上げています。 ペン先は、繊維が最も強靭で弾力と粘りのあるマダケを使用しています。しかも5年以上成育したマダケの地上から3～5節までの厚肉部分のみを、専用道具を自ら製作して手作業で丁寧に仕上げています。 ＜セット内容＞ 神代杉のペン軸1本、ペン先２本、ペン置き、桐箱のセット販売となります。 専用の桐箱に入ったセットになっていますので、贈答品としても喜ばれと思います。 写真の一点はこの竹ペンで描いたものです。ご参考にして下さい。 サイズは、ペン軸の長さ約173mm、太さ約13.5mm。 ペン先の長さ約38mmです。 全て手作りしておりますので、サイズには若干の違いが出てしまいます。ご了承下さい。 この竹ペンで描きました。